10月9日・金本知憲引退試合/○3-0(vsB)〜甲子園

引退会見があったのは、9/12。それから約1ヶ月、より存在感を感じさせました。やはり金本アニキは必要だと・・・。
しかし、10/9。別れの時が来ました。現役21年、阪神では10年。本当にこの人にはたくさん驚かせたし、喜びました。
本人も言っていたように最後の3年間は肩の怪我もあり、苦労していたのを身にしみて分かりました。
心無い野次や不満がファンから浴びるのも、これまでの活躍がウソのようになったのを思い始めたんでしょう。
しかし、アニキがいないとすごい違和感を感じました。やはりこの人がいない阪神ベンチは考えられません。
でも、アニキ本人が選んだ道です。その考えはもう撤回できません。来年はどんな風に阪神ベンチを見えるんでしょうか?
で、引退試合は先発、4番・レフト・金本です。やはりこれがずっと聞きなれた定位置です。代打とか6番とかは似合わないやはり4番アニキです。
1打席目はファーストゴロ。2打席目はHR狙いの三振。相手は一番多く対戦してプロ初HRを放った番長・三浦です。
この試合が始まる前は最初も最後もHRを打った相手は三浦!という青写真を描いていたのですが、残念ながらHRは打てませんでしたが、その青写真以上のことをやってのけるのはさすがアニキです。
3打席目はセンター前のヒット!2539安打目を打ちました。さらに、この回の前アニキと新井貴がなにか話をしていたのは、初球から盗塁の打ち合わせだったようです。167盗塁目、2000年にトリプルスリーもやってのけた足を見せてくれました。
そして・・・、ついに現役最終打席を迎えました。その場面は2アウト1・3塁。ミスターに追いつくまであと1打点、格好のお膳立てが来ました。
それは、まさに金本vs三浦の真剣勝負。惜しいライトへファールもありましたが結果はファールフライ・・・。
これが前に打ってたら、引退撤回してもいいなんてwそんな引退試合もいよいよ最終回。
レフトに最後の守備についたアニキ。テレビの中継はピッチャーが投げる場面以外はずっとアニキを捕えていたのですが、やはり最後だと感じたのでしょうか、眉間にシワを歪めてうるっとしたような?
2アウトになって、なんとかレフトへ打球を!と願っているのを叶ったのか。荒波の打った打球は、アニキのいるレフトへ飛んだ!
その打球を捕り、引退試合のウイニングボールも自身でつかみました。
その後は、引退セレモニー。スピーチはアニキらしいメッセージが出ていました。オレがいなくても阪神を守っていけるのか?強い阪神にまたしてくれるのか?と。
若手は、アニキの苦労をぜひ見習ってほしいものです。あとDeNAも監督だけが目立ってはならんぞとw
メッセージの後、背番号と同じ6回の胴上げ、清原と愛娘の花束贈呈、場内一周してファンから貰った花束をずっと慣れ親しんだ右バッターボックスに置き、甲子園からお別れとなりました。
やはり涙が流れてしまいました。アニキはずっといなくならないだろうと思い込んでただけにすっごく残念です。
でも、近いうちに阪神の指導者として、またユニフォームを着る日を早く見たいです。金本監督としての胴上げ。ぜひ見たいですw